国際教育交流センター(CIEE)では、2025年12月4日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として、“JICA協力隊の体験談Part 6「コートジボワール?ニジェール」”を開催しました。まず初めに、本学の「高度グローバル人材育成」プログラムについて遠藤特任教授より説明があり、その後、講師の古賀亮さんに、コートジボワールとニジェールで活動された経験と現在所属されているロアッソ熊本での活動について話を伺いました。
派遣先のコートジボワールでは、地域の青年団と協力して、現金収入減の創出、生活向上のため、果物農園や養鶏場の建設、農作物の加工販売、町の清掃活動など、農業を中心とした村落開発に取り組まれました。ニジェールでは、農業、医療、教育などの他分野からの総合的アプローチによる村落開発プロジェクトでグループリーダーを担当されました。いかに現地の人を動かして組織的に広めていくかを常に考え、話し合いや交流を大切にしながら植林、農業指導等を行ったと話されました。帰国後は、海外での経験を今度は日本のために生かしたいと思われ、“ホームタウン活動”などの地域おこし活動を実践しているJリーグに就職されました。ロアッソ熊本が行う、地域の人々が心を通わせるための様々な活動について紹介があり、「専門ではないからこそ、問題に“出会い、気づく”のロールモデルになれる」という、クラブが地域活動を行う意味や役割についても説明がありました。
質疑応答の時間では、「JICA協力隊に参加したきっかけは何か」「派遣先では現地の人はすんなり受け入れてくれたのか」「なぜ地元ではない熊本に対して熱意を持っているのか」「これからのビジョンは何か」等の質問がありました。
最後に、「熊本に貢献するための第一歩としてロアッソ熊本がJ1に行くことは通過点と考えている。スタジアムがあって人が集う町を作るのが将来の夢」と話されました。参加者は、熱い思いが伝わってくる古賀さんのお話に刺激を受け、日博体育,日博电竞app終了後も個人的に質問する学生たちもいました。
